「食事制限、正直言って出来る気がしない」
「食事を減らしていくなんてストレスがたまる!」
という人がよく選んでしまいがちな、1時間ウォーキング。名前だけ聞くと非常に健康的ですが、実はあまり効果がありません。
METSの計算式(※性別・年齢問わず)
【体重(kg)】×【運動時間(H)】×【METS】×【1.05】= 消費カロリー
ウォーキングの場合、METSは「3.8」ですので、計算式は以下のようになります。
体重50kgの方が「1時間」「ウォーキング」をした場合
50 × 1 × 3.8 × 1.05 = 199.5kcal
1時間ウォーキングをしたところで、消費できるカロリーはたったのおにぎり1つ分(200Kcal前後)です。
しかもこれは1分につき90m〜100mほど進むことを前提とした計算式。
通常の徒歩だと15分で1kmくらいと言われていますから、結構早歩きのウォーキングですね。ですから、ウォーキングのフォームやスピードによってはこれよりも低いカロリーしか消費できないことになります。
仮に1時間ウォーキングをやりきったとして、帰宅途中のKIOSKなどの売店でお菓子を買ってしまったらそれでおわり。帰りにランチ!なんていう優雅なことは当然出来ませんね。
1時間ウォーキングで200Kcal消費するより、食事制限で1日に200Kcal分抑えたほうがずっと楽なのは確かです。
目次
ウォーキングで痩せるために!消費カロリーを少しでも増やすためにするべきこと5つ
1. フォームを意識する
ダラダラと歩いていてはカロリー消費は出来ません。胸を張って背筋を延ばし、腕を振ってきびきびと歩きましょう。また、足の裏を意識するとフォームが良くなります。つま先で踏み出し、かかとで着地するようにすると綺麗に見えますよ。
2. 速度を上げて歩く
上述した通り、METSの計算式通りの消費カロリーになるには1分につき90m〜100mほど進む必要がありますので、スピードを意識しましょう。
いまいち100mの目安が分からなければ、最初は最寄り駅までの距離と時間を計り、どれくらいの速度で歩けばOKかを体にしみ込ませると良いですよ。イメージしているよりもかなり早い速度のはずです。
3. 距離を目標にする
ウォーキングも後半になると疲れてきますし、同じスピードを保つのは難しいかもしれませんね。
ついつい時間で決めてしまいますが、大事なのは距離、「どれくらい歩いたか」です。速度を保つのに自信がなければ、「1時間ウォーキングする」のを目標にするのではなく、「距離」を目標にしましょう。
1時間ウォーキング=5.4km〜6.0kmウォーキングです。最初からこの距離になるようなコース取りをしておくと良いですよ。
4. 代謝を上げるサプリを飲む
よくスポーツの前にアミノバイタルを飲んだりしますよね。運動をする際にアミノ酸を摂取することはとても理にかなっています。
アミノ酸を摂取すると、代謝が上がり疲労回復も早まります。アミノ酸はもちろん食品からも摂れますが、サプリのほうが筋肉に早く届きますので即効性があるのでおすすめです。
「アミノ酸」が必要不可欠!基礎代謝を上げるのに効率的なサプリメントの選び方
5. 専用のウォーキングシューズを使う
普通の運動靴もダメなわけではありませんが、1時間ウォーキングはかなりの距離を歩きますから、軽い履き心地で、なおかつ衝撃を和らげるクッション性の高いシューズを選ぶようにしましょう。
最近では、各ブランドからダイエットシューズも発売されていますから、店頭で試着してみてくださいね。