今回からは消費カロリーを中心に、「運動せずにどれだけ痩せられるのか」「食べない痩せ方はどのくらい効果があるのか」について焦点を絞っていきたいと思います。手始めに、デスクワークの消費カロリーはどのくらいなのでしょうか?
消費カロリーの一覧表などを確認しても、デスクワークでどの程度消費するか、というのは出てこないことが多いですよね。一体どうやって計算すればいいのでしょうか?ここで役に立つのが、消費カロリー計算式です。
METSの計算式でデスクワークの消費カロリーを割り出す方法
METSの計算式(※性別・年齢問わず)
【体重(kg)】×【運動時間(H)】×【METS】×【1.05】
これが消費カロリーの計算式。METSというのは米国で定義づけられた運動に関する数値で、運動すればするほど高い値になります。座った状態の多いデスクワークの場合、METSは「1.5」ですので、計算式は以下のようになります。
体重50kgの方が「8時間」「デスクワーク(1.5)」をした場合
50 × 8 × 1.5 × 1.05 = 630kcal
ほぼ一日デスクワークを行った場合、消費するのはおよそ630kcalということが分かりました。
ただ、一言にデスクワークとはいっても、電話をする、タイピングをする、など立ち上がることがほとんどない業務の場合は、「安静時」とほぼ同じ消費量ですので、METSは「1.0」を入れましょう。
安静時(1.0)の場合
50 × 8 × 1.0 × 1.05 = 420kcal
つまり、デスクワークの内容にもよりますが、大体420kcal〜630kcalは消費できるということです。思っていたよりも結構消費量が高いと感じませんか?
昼食や夕方の間食の摂取カロリーを抑えられれば、デスクワークでもダイエットの弊害となることはないでしょう。
仕事中でも出来る!デスクワークの消費カロリーをアップさせる方法
1. 姿勢を良くする
キーボードを打つ時、どうしても猫背になりがちですが、ダイエット中は常に姿勢を意識しましょう。姿勢を正すと、背筋とインナーマッスルが鍛えられ、自然と基礎代謝アップに繋がるのです。
猫背の時は肺が圧迫されてしまいますが、姿勢が良くなると、肺に酸素をたくさん送ることが出来るようになるため、脂肪燃焼の効率もアップしますよ。
姿勢を良くするための工夫
背筋が伸びるようにPCの置く位置を変える
イスの高さを変えて、PCと目線の高さが同じになるようする
イスの背もたれは使わないようにする
2. 体を温める
冬場の出勤直後って手がかじかんでいませんか?体の冷えは脂肪燃焼の妨げになりますので、出勤したら出来るだけ早く体を温めるようにしましょう。
体を温める飲み物と言えば、生姜湯などは有名ですよね。ポリフェノールを多く含むココアなども血行が良くなりますのでおすすめですよ。それ以外にも醗酵したお茶がおすすめ。プーアール茶やウーロン茶、ほうじ茶なども体を温めると言われています。
朝の飲み物に工夫をして脂肪燃焼促進に役立てましょう。